はじめに。
この記事は、少しマニアックなので、サイト運営者の方以外はスルーしてください。
当サイトのアクセスが、いつもより数十アクセス増えてるので何が起こっているのかと思い、Googleのアクセス解析をみてみると、ちょうどリアルタイムレポートにアクセスがあったのですが、当サイトの存在しないページにアクセスしていました。
/h/1718307.html
/h/2966814.html
当サイトに「h」なんていうディレクトリはありませんし、最後にhtmlがついています。
え、怖い怖い怖い。。ってなりますが、落ち着いてこのアクセスをじっくり調べてみたら、参照元(リファラ)が
your-site-help.com
my-seo-promotion-service.com
もれなく海外からのアクセスです。
で、もしやと思い色々情報収集してみたら、同様のアクセスが色々なサイトで起きているようで、情報を発信されているブログがいくつか有りました。
結論から言うと、リファラスパムという不正なサイト誘導の手段でした。ただ、このリファラスパムのターゲットは、我々のようなサイト運営者です。
リファラ・参照元って?
リファラ(参照元)とは、自サイトへアクセスしてきた人が直前に見ていたページの情報のことで、通常そのページに自サイトへのリンクがあるために、そのリンクを経由して自サイトへアクセスしてきた事を意味します。
Googleアナリティクスに限らず、大抵のアクセス解析ではこの「参照元」の情報が確認できるようになっています。
例えば、Google検索で弊社サイトを見つけてアクセスしてきた方の参照元(リファラ)はGoogleとなります。
参照元が見覚えの無いURLの場合、参照元のページに自サイトがどのような形でリンクされているのか、サイト運営者なら気になりますので、確認するためにその参照元のURLへアクセスします。
これが狙いです。
解析の参照元にURLを残しアクセスさせる手法のようです。
弊社サイトのデータを数ヶ月さかのぼって調べてみたら、結構有りました。
my-seo-promotion-service.com
your-site-help.com
your-seo-promotion.com
auto-seo-service.org
auto-seo-service.com
autoseoservice.org
ampproject.org
earn-moneyir.info
we-pingair-for-you.info
getde-click.info
kloudconnectors.com
nubuilderer.info
nubuilderof.info
nubuilderof.shop
free-seo-help.org
seo-services-with-results.com
ecblog.xyz
iconichipster.com
tea-side.com
resell-seo-services.com
nubuilderof.shop
999automation.com
best-ping-service-usa-1.info◄══━━─═━━━─visit═us
getity-more-free-visitors.info
maxigezi.com
ping-test.net
dombestofferhdd.info
ivegetadsincome.info
l.moapi.net
my-seo-promotion.com
better-seo-promotion.com
getfy-click.info
get-seo-help.com
free-seo-consultation.com
通常のアクセスならhtaccessやサーバーの機能でアクセス拒否とかすれば良いのですが、質の悪い事に、このリファラスパムは、実際にサイトへはアクセスせずにGoogleアナリティクスに直接データを送りつける手口なのでアクセス拒否できません。
しかも、このリファラスパムのアクセスが少しならいいのですが、結構な数でリアルタイムで実際に確認しただけでも、一気に20アクセス来たりしますので、本当のアクセス数やその他の解析データが歪められてしまします。
これは何としてでも排除しなければいけません。
リファラスパムをアナリティクスの設定で排除する
Googleアナリティクスには、このようbotやスパイダーなどのスパム対策の機能がありますので利用すると良いと思います。
ボットのフィルタリングを利用する
Googleアナリティクスのビュー設定にGoogleが既に把握しているbotやスパイダーを自動で除外してくれる「ボットのフィルタリング」という機能がありますので、これを利用します。
1.左のメニューの下にある「管理」を押して「ビュー設定」を選びます。
2.ボットのフィルタリングにチェックを入れて画面下の「保存」を押せば設定完了です。
フィルタを利用して個別に排除する
上記のボットのフィルタリングも100%有効ではありません。新しく出てきたものは対処できない場合があります。その場合はフィルタで個別に指定して排除します。
例として「auto-seo-service.com」をフィルタリングしてみます。
1.フィルタの設定は、「全てのフィルタ」でも「フィルタ」でも可能です。クリックしてフィルタ編集画面を開きます。
2.上から順に入力、選択して保存を押して完了です。
フィルタを作っても、一文字だけ変えたり、.comを変更したりして次々現れているみたいです。弊社では今のところ、上記の2つの対策で変なデータはなくなりました。
気になってもアクセスしてはダメ!
くれぐれも、気になるからと言って既知ではない参照元サイトへアクセスしないようにしましょう。マルウエアが仕込まれていてもおかしくありません。
どうしても確かめたい場合は、アクセスせずにサイトの情報を確認する事のできるサービスがありますので、それで調べましょう。
「auto-seo-service.com」をaguse.jpで調べてみました。
赤枠内の一番上に「外部にリダイレクトされています」とあります。
つまり、auto-seo-service.comにアクセスすると、別のサイト(その下の「実際に表示されるサイトのURL」)に飛ばされるという事です。
このリファラスパムを仕掛けた目的は「実際に表示されるサイトのURL」へアクセスを集めるためだと分かります。
残念ながらリファラスパムを100%排除する方法はないようですので、時折様子を見て注意していくしかないようですね。
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