
Windowsパソコンに標準搭載されていたため、爆発的に普及したIE(Internet Explorer)ですが、WEB技術の標準化規格であるW3Cに準拠せずセキュリティの脆弱性をはらんだまま独自路線をひた走りました。
特にW3Cに準拠しなかった事により、我々の様なWEBエンジニアは散々泣かされました。
ユーザーにとっても、セキュリティの弱さは問題があり、独自機能を追加するたびに動作が重くなる等、ユーザーの不満も多かったわけです。
そんな中、W3C準拠の動作の軽いモダンブラウザが続々と登場してくると、IEから乗り換えるユーザーが続出し、シェアも下がって行きました。
使いづらいものが淘汰されるのは仕方のないことです。そして、現在のWindows機にはW3c準拠のMicrosoft Edgeが搭載されていますが、現在シェアを伸ばし続けているのは、Googleのクロームです。
ブラウザのシェアについては、少し前に当サイトのブログでも紹介しました。ご興味有る方は御覧ください。
サポート終了
IEのシェアもほとんどなくなり、後継のMicrosoft Edgeも有るため、マイクロソフトは2022年6月16日でIEのサポートを終了すると発表しました。
とはいえ、IEでしか使えないシステムなどが未だに存在していることもあり、Microsoft EdgeではIEモードで閲覧することが可能ですが、これについても2029年にサポートを終了するようです。
それに伴い、ワードプレスもIEのサポートを終了することを2021年7月に発表しました。
以前から、ワードプレスをIEで使ってる場合は、ダッシュボードに警告が出ていたようですが、とうとうサポート終了です。
ワードプレスでのIEサポート終了が意味する事
ワードプレスのコアレベルで、今後ワードプレスに実装される新機能等の動作・表示テストがIEにおいては行われないと言う事です。
今後実装される部分だけでは無く、コア部分でIEに対するバグ出しがされないため、IEでは不具合が起こってもおかしく有りません。
特に管理画面での動作は、ワードプレス本体の管轄になるので表示や動作がおかしくなる恐れはあります。
実際、弊社クライアント様で管理画面の動作がおかしいと言う問い合わせがあり、原因を探るべく色々聞き取りしたら、結果としてIEだったと言う事例が有りました。
ワードプレスだけに限らず、IEはセキュリティの面でも問題あるので、他のブラウザに変更しましょう。
※ 実績記事での会社名・店舗名等の記載について
ご依頼者様の会社名や店舗名等は、検索サイトでの検索結果に影響するため記載しておりません。ご了承下さい。